第124章フォロワー

「悪い連中や嫌な出来事のことで思い詰めるなよ。そのうち、もっといい人やいいことがやって来る」

ダニエルが不意に口を挟んだ。

エミリーは首を横に振った。

ダニエルの胸がひゅっと沈む。もう誰も信じられない、という意味で首を振ったのだろうか。

だが次の瞬間、エミリーは言った。

「私は未来にも他人にも頼らない。自分が強く、力を持ってこそ、いいことも素敵な人も自然と集まってくるの」

ダニエルの深い瞳に、彼女のきっぱりとした、それでいて生き生きとした眼差しが映った。

気の毒にも思うし、同時に尊敬もした。

彼はためらいなく親指を立てた。「いいね。本当に、すごく的を射てる」

ダニエルに褒められ...

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